嶋数男さんから直接譲っていただいた重要無形文化財の郡上びくです。
2007年私が郡上市八幡町に赴任していた時、仕事関係で嶋数男さんと知り合った。嶋さん86歳の頃です。
渓流釣りが趣味だった私は嶋さんと懇意になり、八幡町愛宕の自宅兼工房の棚から独特のフォルムの郡上魚籠を譲っていただいた。
それがこれである。
その頃はまだお元気で毎日八幡の町を散歩しておられたが、その後程なくお亡くなりになり、この魚籠を作ることができる人もいなくなった。
この魚籠は釣りには使わず18年ほど日の当たらない床の間に大切に飾ってあり、時間の経過とともに若竹の色も飴色となった。
今でも嶋さんが当時見せてくださった初期の作品の漆黒の魚籠が忘れられない。これもさらに年月を経るとそうなるのであろうか。
数少ない嶋さんの魚籠のなかでも、これだけ状態の良いものは今ではほとんどなく、重要無形文化財としても価値のあるものだと思う。
私も高齢になったので、次の方にこの作品を譲り、大切にしていただきたい願いで手放す決心をした。
サイズ たて約24センチ
よこ約22センチ
厚み約18センチ
上部開口部 直径約16.5センチ(内径約13センチ)
ご覧いただきありがとうございます。
カテゴリー:
アウトドア・釣り・旅行用品##フィッシング##フィッシングバッグ・ケース